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【保存版】春休みにやりたい子供のお片付け教育

  • 執筆者の写真: 島村知子
    島村知子
  • 3月14日
  • 読了時間: 9分

更新日:3月14日

絵具セット

お習字セット・・・

絵具セット・・・

お道具箱・・・

年度末に次々に持ち帰ってくる学用品で、家が物であふれだす。



「子供に片付けさせたいけど、つい私がやっちゃう。」

「うちの子が自分でできるようにするためにはどうすればいいの?」

ということで



この記事では

子供にお片付け教育をしながら

持ち帰ってくる学用品を5つのステップで片付ける方法がわかります。




島村知子

こんにちは。心理学×インテリアで「理想の暮らし」を叶えるインテリアコーディネーター島村知子と申します。私がいつもお客様にお伝えしているリバウンドなしのお片付け5つのステップを春休み、子供のお片付け教育バージョンでお伝えします。



目次:

  教科書、ノートなど物別のわけ方

6, 捨てる

8, 戻す




お片付け教育とは?

インテリア講座


あなたはお片付けについて学んだことがあるでしょうか?

「いつもなんとなく片付けている」という方がほとんどだと思います。



子供に「片付けなさい!」という時

実は「どうやって片づけたらいいのかわからない」

「具体的に何をやればいいのかわからない」

こんなお子さんが多いのが現状です。



片付け方がわからないお子さんに「片付けなさい」とどんなに言っても、子供も困るばかり。お互いにストレスが重なります。



そこでまずやってほしいのがお片付け教育です。教育には大きく3つの教育があります。学校教育、社会教育、そして家庭教育の3つです。お片付けなど暮らしのことは家庭教育に含まれます。しかし、改めてお子さんに「片付け方を教えた」という方は少ないのではないでしょうか?



ぜひ春休みを利用して、次の5つのお片付けのステップをお子さんに教えてあげてください。



子供が片付けられるようになると、もうお母さんが一人で片付ける必要はなくなります。最初に教える手間はありますが、その後はずっと子供が自分で片付けられるようになります。子供の「できる」を育み、あなたには時間が増える、家はスッキリと片付く。一石三鳥なのがお片付け教育です。



今まで2000人以上のインテリア相談にのってきましたが、お子さんにお片付け教育をされた方は2歳の女の子も、4歳の男の子も、小学1年生も、みんな自分で片付けられるようになりましたので安心してやってみてください。



お片付けと整理整頓

収納


お片付け、整理整頓とは何か、まずは違いをはっきりと押さえておきましょう。

この違いを知るだけでも部屋が片付いていきます。



まず最初にやるのが整理整頓です。


■整理とは

必要な物と不要な物を分けること


■整頓とは

物を適切な場所に配置すること


■お片付けとは

元あった場所に戻すこと


違いが分かったでしょうか?

進める順番は整理→整頓→お片付けです。



これは私がインテリア診断やインテリアコーディネートをする時に進めるステップです。

① 理想のライフスタイルを明確にする ② それを反映したコンセプトの決定 ③ コンセプトからのゾーニング(家具配置) ④ カラースキーム決定 ⑤ 収納プラン ⑥ 家具・カーテン・照明の決定・購入 ⑦ アートや小物、雑貨の決定  ⑧ 家族を巻き込んでキープする ←整理整頓、お片付け


お片付けは一番最後の段階になります。

お片付けをすることで、心地よい状態がキープできます。



心理的効果として空間が片付くことで、脳のメモリの整理ができ、決断のスピードが上がったり、アイディアが浮かびやすくなります。



お片付けの本当のゴール

デスク


まずはお子さんと一緒にどんな新学期を送りたいか、どんな新〇年生になりたいか話してみて下さい。



「忘れ物をしないかっこいい新4年生になりたい」

「女子力高めで、可愛いペンをいっぱい持っていたい」

「新しい鉛筆と消しゴムで新学期を迎えたい」

「友達といっぱい遊びたい」



進級して新しい学年になった自分はどんな感じ?おしゃべりしながらお子さんの想像力を広げてあげてください。



お子さんの「ほしい未来」から持っている物を思い浮かべます。持ち物一つでのその子のパーソナリティが想像できるレベルまで。



なんでお片付けのファーストステップがイメージなの?

関係ないんじゃ、、、って?



それがね自分でできるお片付けには関係があるのです。



自ら進んでできるお片付けには「お片付けのその先の本当のゴール」があります。お片付けがゴールじゃないんですよ。



本当のゴールはお片付けした後の学校生活。



あなたは本当はお片付けがしたいんじゃなくて、お子さんに

「ちゃんと学校生活を送ってほしい。」

「忘れ物をしないでほしい」

「物を大切にしてほしい」

こんな思いがあるから、片付けてほしいんじゃないでしょうか?



お子さんもただ片付けるだけでなく、その先にある新学期からの学校生活を想像するとそれがお片付けするモチベーションとなります。



ぜひお片付けの先にあるお子さんの本当のゴールのイメージを一緒に広げてあげてください。日頃のお子さんの思いを聞くきっかけにもなるはずです。



では、理想の新学期を想像できたら次のステップへ。



全部出す


文具


お片付けのコツその1は全部出す



お子さんが持って帰ってきたものを全部、ぜ~んぶ出してください。お道具箱も、上履きも、お習字セットも教科書やノートも全部です。



一度すべて出して、出した物を眺めてみましょう。



「全部出さないとダメですか?」こんなご質問もよく受けるのですが

はい、全部出しましょう。



おすすめは断然「全部出す」こと。全部出してはじめてこの1年使った物が全部が見えます。この「全部見る」というのがとっても大事なポイント。



いる物といらない物を分ける整理のために必要なステップです。ここは面倒くさがらずに一度全部出してみてください。



全部出すとスッキリしますよ。



わける

文具


わける=整理ですね。

出した物をこの3つにわけます。



1.新学期以降も持っていたい物

2.もう必要ない物

3.判断に迷う物



この時ポイントになるのが、お子さんに判断してもらうこと。親が勝手に決めてはいけません。買ったばかりのペンケースを子供が「変えたい」と言ってもムッとする前に、何で変えたいのか、お子さんの考えを聞いてみてください。



これはただの「お片付け」ではなく「お片付け教育」なので、親はあくまで5つのステップを教えながら、サポートするのみです。



わけるポイントの例をいくつかあげていきましょう。

■教科書

前年の教科書は基本的にはもう使わないので2の「必要のない物」にあたります。

時々2学年にわたって使う教科書があるので確認しましょう。 また中学生、高校生は受験に向けて取っておくケースもあるので、そこはご判断ください。


■ノートやドリル

基本的に前の学年のドリルやノートを次の学年で使うことはありません。新学期には新しい物を用意してあげると気分も一新しますね。

■図工や家庭科の作品

これはぜひ収納場所を確認しつつ、お子さん自身に残したい物を選んでもらいましょう。 お父さんに見せてから手放す。春休みの間、飾ってから手放す。写真に撮ってから手放す。お子さんが満足できる手放し方を選んでみてください。

残す場合は全部残すとどんどん増えていくので「この箱に入る分だけ」など定量を決めるのがおすすめです。


■お道具箱、絵具セット、お習字セットなど

こちらも中身を全部出して、確認しましょう。使い切った物は補充します。


■体操服や上履き

こちらはサイズの確認を。特に男の子は小さいままずっと履いてたなんてことがあるようです。


■タブレット端末

こちらも割れがないかなど確認を。タッチペンの劣化や充電器の故障などもあるのでご確認ください。


■お便り、プリント類

こちらも学年が変わるタイミングで捨てる物。始業式の案内プリントだけ残して、必要ない物にわけましょう。




捨てる

捨てる


わけて見えてきた新学期には使わない物、次の学年にふさわしくない物は手放します。



出す、わける、までは順調な方が多いのですが、この捨てるになると、急に「まだ使うかも」と不安になる方がいますが、大丈夫です。お子さんに任せてみましょう。子供の方が躊躇なく捨てるのが上手だったりします。



お習字セットや絵具セット、ピアニカなどは人に譲る、下のお子さんに取っておくのもありです。



磨く

デスク


さて、ここでぜひやってほしいのが「磨く」。



物はすべて情報をもっています。色、形、素材、描かれた文字、香り。汚れた物は、この情報も雑多ということ。脳は無意識のうちに、汚れた物を見ると疲れてしまいます。



そして、汚れた物は脳に負担をかけるだけでなく、心にも影響を与えます。どういうことかというと、削っていない鉛筆だらけの筆箱を見て「勉強する気がしない」という感情が湧き上がってくるのなら、この光景を目にするたびに「やる気ない」って刷り込まれてしまうのです。



毎日お子さんが使っている学用品はどんな感情に結びついていそうでしょうか。

楽しい新学期のイメージをつくる簡単な方法が「磨き上げる」です。 一流の野球選手は道具のお手入れも丁寧に磨き上げるんだとか。



物を出して、わけて、不要なものを捨てた後は、磨き上げる。

人ってピカピカしたものに喜びの感情を見出します。ぴんぴんにとがった鉛筆。新しい消しゴム。新しく補充された絵具。丁寧に洗われた筆。洗った後、お日様の元に干した上履き。



なんだかいい新学期が始まりそうですよね。気持ちよく勉強できそう。そしてこの磨き上げるをやると、物を大切にする感覚が育ちます。

 


「磨く」だけじゃなくて徹底的にやる気分でお子さんと一緒に「磨き上げて」みてください。タブレットをきれいに磨き上げるだけで、ちょっとした感動が味わえます。



戻す

勉強する


最後に、出した物を戻します。

出した物のわけ方、覚えていますか?



お片付けの基準は3つ。

 1.これからも持っていたい物は残す

 2.これからの自分に必要ないものは捨てる

 3.判断に迷うものは「期限付きで」とりあえず残す



戻すのは1のみ。最初より、量が減っているはずです。新学期に向けて一通り片付け終えたら、納めるべき場所に戻しましょう。



わけた物2は感謝しつつ捨てます。



そして残る3。これは残す物なのですが、同じ場所には戻しません。使わない、なくても困らない、捨てるかもしれない物なのでまず「いつまで」取っておくか決めます。



文具なら1月も取っておけば大丈夫。教科書なら新学期が始まってGW明けくらいまで様子を見ましょう。



戻す場所は子供部屋やリビングのお子さんのスペースへ。



まとめ

教室


今回は春休みバージョンでお届けしましたが、お片付けのステップはどんな物でも

①全部出す

②わける

③捨てる

④磨く

⑤戻す

この5つです。



おもちゃや洋服でもできますので、大人も子供も片付けたい時はこの5つのステップで進めてみてください。



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